【さいたま市岩槻区】アートスペース「LivingRoom(リビングルーム)」では、アート展「ZANGAI(ザンガイ)展」を11月28日(木)まで開催しています!
「シェアキッチンChaTora」にて毎週木曜日に出店中のアートスペース「LivingRoom(リビングルーム)」では、アート展「ZANGAI(ザンガイ)展」を2024年9月5日(木)より11月28日(木)まで開催しています。
「残骸を持っているということは、壊れて機能しなくなってしまったものを〈何らかの理由〉で持っているということ。想い出であったり再利用であったり、何らかの意味がある。それは既に残骸ではなく〈ZANGAI〉である。」〜ZANGAI展 資料より抜粋〜
壊れて本来の機能を失っても、捨てずに手元に残っていた残骸には何らかの意味があると捉え、「ZANGAI」として新たにアップサイクルした作品が展示されています。
展示作品の一部をご紹介します。
■つつみん:「CCW&E’s その後」
以前、広島で出品した作品のZANGAIを展示し、新たな作品への昇華を試みたものだそうです。
作品の上部で使用されている枝は、広島の被爆樹木「シダレヤナギ」が使用されているとのこと。爆心地から近い場所で被爆した樹木が、今なお生き続けているという力強さを知ることができます。
■岡﨑万奈・FRUOR:「この青い星に生きる全ての人へ祝福を祈る」
造花やプリザーブドフラワーなど20種類以上の花を使用し、枯れた地面や枯れた枝から少しずつ芽吹いて花が開いていく季節の変化や時間の経過を、年輪のように渦や奥行きを持たせることで表現しているとのこと。
生きていて苦難の冬枯れの時があったとしても、だからこそ力強く根を張り芽を出し、再び花開く時もまた必ずやってくるという希望が込められているそうです。
■Yajack:「HERO」
子ども時代の残骸である塩ビの人形(戦隊物)に、千代紙を丁寧に貼り製作されています。1種類の千代紙のみを使用して作ることで、何者かわからない匿名性を際立たせているとのこと。
遊ぶ対象から仏様のような拝む対象へとリメイクすることで、自分にとっての新たなマイヒーロー(偶像崇拝)として再生した作品だそうです。
その他の展示作品や店内の様子については、「Living Room」公式Instagramをご参照ください。
また、10月から2階のアトリエスペースは、作品展示に加えて試験的にみんなのさいたまアーツ・アーカイヴ資料館 (さいたまトリエンナーレの関連資料などを展示)として稼働しています。
なお、店内の展示は毎過変化し、飛び入りの展示スペースも用意されています!
今回ご紹介した作品以外にも、いろいろな想いが込められた素敵な作品が楽しめますよ♪
実際の作品を鑑賞してみたいという方はもちろん、自分の持っている「ZANGAI」を展示してみたい方も、ぜひ足を運んでみてください。
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